CT診断装置
    CTとはコンピュータ断層撮影法(Computed Tomography)の略で、
   「物体の内部構造は、その物体を複数の方向から投射して得られた情報により
    再構成することができる。」という基本原理に基づいています。
     つまり、CTはX線を使う訳ですが、普通のX線(レントゲン)写真が、横断面
    のみの画像に対して、CTでは画像を再構成することにより、多断面(輪切り)
   に画像を作り出すことができるのです。
   また、体内の骨・臓器・空気などの微妙なX線透過の差を細かく濃淡として表わ
   すことができるので、全身どの部位でも精密な断層面をとることができます。
   ただし、骨も一緒に写ってしまうのが欠点で、頭蓋骨が複雑に入り組んでいる
   脳の底の部分などの撮影はあまり適しません。
 
  最近では、X線の検出器を複数にすることで複数の画像が撮影できるマルチ
   スライスCTが活躍しており、これにより検査時間が大幅に短縮され、呼吸を
   止めることができない乳幼児や、高齢者、重篤な患者さんの場合でもきれい
   な画像が得られるようになりました。
   また、同じ検査時間でより詳しく検査することが出来るので、薄いスライス
   を撮影することによって今まで見えなかった病変が見えるようになりました。
   さらに、画像を組み合わすことによって、人体の3次元画像(3D画像)を
   忠実に再現することやいろいろな角度から見た断面も得ることができるように
   なりました。 

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