西村内科脳神経外科病院

栄養及び食品について

          


●ビタミン
        ・水溶性ビタミンは身体に貯蔵される量が少ないので、不足とならないよう、
     常に摂取することを心がけましょう。
        ・脂溶性ビタミンは体内に蓄積されますから、とりすぎると頭痛、吐き気などの
     過剰症が出る場合があります。
        ・栄養補助食品でビタミンを補充することもできますが、この場合にも過剰摂取
     にならないように注意が必要です。 
   以下に各種ビタミンの代表的な欠乏症、過剰症をあげます。

   ビタミンの欠乏症、過剰症
 <脂溶性ビタミン>
      ビタミンA       欠乏症   夜盲症、皮膚乾燥症、細菌への抵抗力の低下、成長障害など 
                      過剰症   脱毛、皮膚の剥離、食欲不振、肝障害、胎児催奇形など 

      ビタミンD       欠乏症   骨や歯の成長障害、骨粗しょう症、骨軟化症 
                      過剰症   高カルシウム血症、軟組織の石灰化、腎障害、胎児催奇形など   

      ビタミンE       欠乏症   溶血性貧血、神経障害など 
                      過剰症   下痢など

      ビタミンK       欠乏症   乳児の出血症1)、出血傾向、血液凝固遅延など
                      過剰症   高ビリルビン血症など

  <水溶性ビタミン>
      ビタミンB1      欠乏症   脚気(主に心臓と神経系の障害)、ウェルニッケ脳症(中枢神経障害)など 
           過剰症  特記事項なし 

      ビタミンB2      欠乏症   成長障害、口唇炎、舌炎、皮膚炎など 
                      過剰症  特記事項なし

      ナイアシン      欠乏症  ペラグラ(皮膚炎、下痢、精神障害など) 
                      過剰症   皮膚発赤作用、消化管・肝臓の障害など

      ビタミンB6      欠乏症   皮膚炎、神経障害、成長停止、体重減少、けいれんなど 
                      過剰症   神経障害、シュウ酸腎臓結石など

      ビタミンB12     欠乏症   悪性貧血、末梢神経障害など 
                      過剰症   特記事項なし     

      葉酸            欠乏症   悪性貧血、妊娠中の欠乏で出産児に神経管閉鎖障害
                      過剰症  特記事項なし 
 
      パントテン酸    欠乏症   成長停止、皮膚・毛髪の障害、末梢神経障害など
                      過剰症  特記事項なし

      ビオチン        欠乏症   皮膚炎、脱毛、けいれんなど
                      過剰症
   
      ビタミンC       欠乏症   皮下出血、歯肉からの出血、壊血病など 
                      過剰症
       
       注1)最近では予防のために新生児に対してビタミンKの投与が行われることがあります。
       注2)欧米においては妊娠を予定している女性に対する葉酸の補給が予防に有効とれています。

●食物繊維
   ・食物繊維はその働きによって大腸がんの発生率を低下させるほか、肥満予防、血圧の低下にも有効です。
   ・食生活で不足しがちであることが指摘されているものの1つですので、積極的にとるようにしましょう。
   ・食物繊維の多い食品の中でも果物は果糖が多く、食べすぎは糖質の過剰摂取につながります。
   ・とりすぎて下痢症状を起こしてしまうと、身体に必要なミネラルなどの成分を排出してしまいます。

●水
   ・成人は1日に食事その他から1.3〜1.5リットル、飲む水分として1.2〜1.5リットルの計2.5〜3リットル
   の水分を摂取し、ほぼ同量を排泄します。通常、排泄量の約3分の1が汗や吐く息から自然に排泄され、
   残りは尿として排泄されています。体内の水分は飲水や排尿などによって一定に保たれています。
   ・体内の水分の10%が失われると身体機能に異常があらわれ、20%が失われると死に至ることもあります。
  ・水分の摂取は大切ですが、糖質やナトリウムを含む清涼飲料で水分を摂ることには注意してください。
    糖尿病が心配されます。
   ・中年以上の人は小まめに少量の水分を補給するのが理想とされています。